ノベライズ「性感エステ 灯 ―AKARI― マキ(28)(オトナ文庫/原作:ぱじゃまエクスタシーさま)」が発売されました(2023/12/27)

 こんにちは、katternです。

 これでいよいよ商業五作目! ノベライズは四作目! 「オリジナルはなかなかやらせていただけないけど、作家としてはなんとか山を越えたかも……」と、ちょっと思った「性感エステ 灯 ―AKARI― マキ(28)(オトナ文庫/原作:ぱじゃまエクスタシーさま)」のノベライズでございました。もうほんと、天音るり先生の描くお姉さんがバチクソどシコい。しかも実は、本作は表紙書き下ろしになっております。これも嬉しかった!(マキさんとってもエッチ)

 内容としては風俗モノで、おつかれサラリーマンの主人公が、ふらりと入ったリフレでマキさんと出会って、男してムキムキ逞しくなっていくというサクセスストーリでございます。夜の世界のお話でございますから、原作ゲームのシナリオ(大和うみ先生、とってもしっとりとしたお話で最高でした!)がかなりビターな仕上がりになっており、そのビターさをそのまま活かす形かつ、少しポップな感じでやらせていただきました。つまり、以前やったノベライズのお仕事の技術の棚卸しという感じですね。うまくやれたか、ちょっと不安でしたが……天音るり先生の書き下ろしパッケージのおかげか、いい感じに手に取っていただけているようです。

 この作品はオチを言ってしまうと、いろいろと楽しみが半減してしまうので、ぼかして言いますが――やっぱり「ワケありのお姉さんって、ええよね♥」に尽きます。もうすっかり、そっち方面の扉は開ききってしまいました。そういう作家性で今後はやっていきます。(ドン!)

 その方面ではまだまだ実績が未知数だった僕に、快く作品を任せてくださった、ぱじゃまエクスタシーさま、天音るり先生、大和うみ先生、本当にありがとうございます。作品の持つメッセージを、うまく汲み取って小説にできていたなら幸いです。

 さてさて、こちらの個人的な頑張りポイントとしては、もともと二つあったルートを、一つにまとめた辺りですかね。本来ならゲームを二周して「こういうことだったんだ!」と驚く作品なんですが、それを「一冊の中でうまく表現できないか……?」と、試行錯誤いたしました。そこに加えて、流石に四作目ということもあり、ちょっとくらいはアダルトの書き方が分かって来て、かつ僕の大好物な話の筋も相まり、「2023年のノベライズ業の総決算」みたいな仕上がりとなっております。ぶっちゃけ「これ出せたなら、オリジナル出せなくてもいいや」と思うくらい、個人的にはいいものを書かせていただいたなと思っております。(もちろん、原作の絵とシナリオがいいからこそ、そこまでの仕事ができたのですが……)

 個人的には現時点の最高傑作だと思うので、もし「katternに仕事を出そうかな……」とか思っていらっしゃる編集者さんとかいたら、ちょっと読んでいただけると嬉しいです。それでなくても、作家二年(正確には一年と半)やった集大成として、お手にとっていただけると嬉しいですね。ぜひぜひよろしくお願いします。m(__)m

○パラダイム出版さま 商品ページ

http://www.parabook.co.jp/novels/item.php?id=OTN0363

2024/02/03 kattern 拝